朝のキャンプ地。
早朝、テントの外で馬の足音がすると思ったら、周辺に馬糞がいっぱいありました。
ここの主、トゥムンバエル(Tumenbayar)さん。とても気さくな方で、みんなを馬に乗せてくれました。
昨晩は、「旅の指さし会話帳」(情報センター出版局)を使って会話をしたのですが、この本がとても気に入ったらしく、リーダーの持っていたものをあげることにしました。次のツアーで訪れた人はびっくりするかも?
この本、私も持って行ったのですが、その場で使える内容なのでとても便利というか必需品でした。
パラボラアンテナが見えます。
みんな日本製のバイクに興味津々のよう。
広大な草原を走り、4駆から写真を撮ってもらいました。
本当に広くて、どこを走っていいのか戸惑ってしまうほどです。
この日は出発してしばらくすると雨が降ってきたため、みんな雨具を着ていますが、このときには止んでいました。
次の下りも同じような状況。しかし、今度はその台のようなところを通過したところで転倒してしまいました。
気がつくと、バイクは右側に倒れていて、右足がバイクに挟まれているのですが、左足がものすごく痛みます。この時点でやってしまったという感じでした。恥ずかしながら、そのときの状況を詳しく覚えていないのですが、着地時に左足を着いてしまったのだと思います。
まもなくみんなが集まってきて、ブーツを脱がせてもらったり、水で冷やしてもらったりしました。一人でこんなところに足を踏み入れることは無いにしても、同行者がいて本当によかったと思いました。
バイクには乗れない状態だったので、4駆と連絡して、運んでもらうことになりました。
昨晩訪問した牧民の親戚の方が骨のお医者さんということで、診てもらうことになりました。
そのお医者さんは盲目の老人で、不安でしたが、すねの辺りを骨折、足首を粉砕骨折しているかもしれないとのこと。失礼ながら、この診察、当たっていたのです。落馬等で負傷することが多いのか、さすがです。
骨折のためか、少し気が遠くなってボーッとしました。
茶色でゴワゴワした何かの毛に油のようなものを浸した湿布をして、お菓子の空き箱を切って作った板をあて、包帯を巻いてもらいました。
前日宿泊したところに行くと、みんなが来ていました。私の怪我のため、予定を変更してしまい申し訳ありませんでした。
この先に進むかここに泊まるかということになりましたが、この日は風が強くテントを張るのが難しいだろうとのことで、ここに泊まることになりました。テントが張れないため、来客用?のゲルに泊めてもらうことになりました。
生まれたばかりの羊の赤ちゃん。