6/1 Orange → Condobolin → Lake Cargelligo → Hillston

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 Parkesという町。キャンプ用品店があったので、タイツを購入。荷物を減らそうとして、持ってくるのをやめましたが、走行中は必要なほど寒かったのです。
 この店、 けっこう品ぞろえは多いようでした。

 Condobolinは小さな町。GSで給油。GSのおじさんは、親切な人で、Lake Cargelligoまでの地図をくれて、説明してくれました。


  Lake Cargelligoでハンバーガーを買って、湖畔のベンチで食べました。ペリカンが泳いでいました。
  ハンバーガーはマクドナルドなどのチェーン店ではなく、地元の店のもの。日本のものより、一回り大きい感じで食事として十分でした。
 


  Lake Cargelligoから、Hillstonまでのダート。
  最初、工事中のようで散水車が水をまいていて、ドロドロになってしまっていました。なにをしてくれるのか・・・
  赤土のフラットなダートですが、ぬかるみ状態のときにできた轍(わだち)が固まったようなところは、ハンドルがとられて怖かったです。
  最初、80km/hで走ってみて、なれたら100km/h出してみたり・・・

大転倒
  しばらく走ると、砂利道になってきました。いきなり、ハンドルが左右に振られ、押さえつけようとしましたが、どんどん振れが大きくなり、前方に投げ出されてしまいました。
  ごろごろ転がって、体を止めようとしても全く無理。そのまままかせて転がりました。足に重い感触があり、モトクロスブーツで耐えているような感触が・・・

  なんとか起き上がって見ると、自分の前にバイクが横たわっていました。どちらから走ってきたのかもわからない。
  荷物はすべて外れていました。
  サイドバッグの取り付けバックルは壊れ、シートバッグの取付ベルトも縫い付けから剥がれてしまい、片方のポケットは剥がれ、荷物が辺りに散乱。

 オートバイを見ると、左側のミラーがマウントから破損。メーターパネルは真っ二つに割れ、スピードとタコが分断。
  セルのボタンを押しても、セルが回らない。サイドスタンドの安全装置のせいだったのですが、そのときは全然わからず、電気系統の故障かとパニクってしまいました。(愛車のBajaと同じなのに・・・)

 しばらく誰も通らず、不安でいっぱいだったのですが、近くの農夫らしき人のトラックが通って、トラックの荷物を降ろしたらまた来ると言ってくれました。
  キャビンを牽引した老夫婦は、散乱した荷物を拾い集めるのを手伝ってくれました。これ、なんの部品かわからないけど・・・と言ってわたしてくれたプラスチックの破片は、XTのものではないよう。あたりをみると、身に覚えのないプラスチックやガラスの破片も散乱していました。ここって、けっこうやってる人が多かったりするのか・・・
  道路管理っぽい車もとおり、体は大丈夫か?など聞いてくれました。先程のトラックがまた来てくれると説明すると、この辺りは荒れているから、気をつけるようにと言われました。
  荷物が少なかったら、スピードが低かったら・・・どうだっただろうか?

 エンジンがかかることに気づき、荷物を積み終えたところ、先程のトラックが来てくれました。エンジンをかけて見せ、Hillstonに行くといって別れました。なんとお礼を言っていいやら、英語がちゃんと喋れたら・・・

 その後もかなりハンドルが振られる箇所がありました。(かなり轍恐怖症になっていましたが)
  すでに日が落ち、辺りは夕暮れ、カンガルーが突っ込んでこないかひやひやしながら、スピードを抑えて走ります。

 Hillstonについたときは、真っ暗。キャラバンパークでは、テントサイトしか無い(キャビンは空き無し?)と言われ、モーテルも"No Vacancy"。
  あまり泊まりたくないと思っていたパブのホテルにしようと、2件のパブをあたりましたが、空き部屋はありませんでした。
 二件目(町の入り口側)のパプでは、他の宿泊施設も電話をかけて調べてくれましたが、無いようで途方にくれていました。
  しばらくすると、 もう少ししたら、人が来て、あなたを連れて行ってくれるから、待てる?こことは違ってflatだけど・・・とのこと。
  flatってなんだろう、床にでも寝るのかな?屋根があればなんでもいいやと思っていましたが、flatとは、アパートのことでした。(英・豪)

 連れて行ってもらったところは、一軒家がつながったようなきれいな建物。
  中を案内してもらうと、広いリビングにダイニングキッチン、寝室が3つもありました。値段は$80とのこと。前日のキャラバンパークに比べるとかなり高いなと思いましたが、転倒で体中が痛いし、夜も遅くなってしまったので、こんなきれいなところで泊まれるなんてうれしい限り。後になって思うとかなり安いのかなとも・・・
  彼は、 インスタントコーヒーとミルクを置いていってくれました。

 洗濯機があったので、洗濯をして、ヒーターの前で一晩干して乾かしました。

 痛かった足を見ると内出血と腫れでひどいことに・・・

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