自己啓発: 2008年3月アーカイブ
本屋の自己啓発のコーナーで見つけたのですが、タイトルと表紙の絵を見て、置く場所を間違えているんじゃないかと思いました。
しかし、確かに自己啓発の本です。
後で知ったのですが、すでにベストセラーとなっていて、今年、テレビドラマになるそうです。
ここのところ、自己啓発本にも飽きてきたこともあって、なんとなく面白そうなので読んでみることにしました。
実は、主人公のように自己啓発本をたくさん読んでも、なにひとつ変わることのできない人に向けた本でもありました。ちょっと耳が痛いような・・・
物語は、ガネーシャというインドのゾウの神様が、主人公に自分の教え子という世界の偉人たちの話を交えながら、成功するための課題を与えていくという流れで進んでいきます。
この流れで、どうやって成功するんだろうと思いながら読んでいくと、結局は無難な展開でまとめられて終わってしまいます。
といっても、つまらないということではないのですが、具体的な成功の過程が書かれているわけではありません。
ガネーシャの教えは自己啓発本によくあるような内容で、最初は、これを面白おかしく読ませてくれるという本なんだろうと思いました。
しかし後半、主人公はガネーシャからこのままじゃ変われないと言われ、成功するための最後の課題に入ります。
この点が他の自己啓発本とは違うところ、自己啓発本を読んでいるだけでは成功しないよというアドバイスなのでしょう。
帯に書いてあるほど、おかしくてたまらないというほどのものではありませんでしたが、ほのぼのとしたおかしさと、ちょっと切ないような結末は読んでみて悪い気はしませんでした。
ファシリテーターとは、グループ活動が円滑に行われるように、中立的な立場から支援を行うファシリテーションを行う人。
狭義には会議の進行役を指すことが多いようですが、これを通して、プロジェクト、ビジネスを成功に結びつける活動、役割にも使われます。
本書はファシリタティブ・リーダーとして活躍する一人の女性を描いた、小説仕立てのファシリテーション入門書のような、ちょっと変わった一冊です。
先日、社内教育でファシリテーターという言葉を初めて知り、たまたま本屋でこの本を見かけて読んでみることにしました。
私は会議の進行役はおろか、人前で話をすることすら苦手な方で、ファシリテーションについては、あまり進んで学習しようという気は無かったというよりも、できれば避けて通りたい気分でしたが、本書はそんな私でも読んでみたいと感じさせるものがありました。
ストーリーは、マーケティング部門のリーダーだった黒沢涼子が、畑違いの製品開発センター長に抜擢されるところから始まります。
そこから、社長の掲げる高い目標に対して、ファシリテーションを通して、年上の部下のいる製造開発センターだけでなく、社内全体をの意識を改革して、具体的な活動に結び付けていきます。
このストーリーの中で、ファシリテーションの具体的な手法の説明があります。
小説仕立てで読みやすいだけでなく、実際に使われるケースを通して学べるというメリットもあると思います。
ファシリテーションについて、実際のケースを通して学びたいという人はもちろん、私のようにあまり学習に気が進まないという人にもお薦めです。
