本・読書: 2007年11月アーカイブ

 思考法関連の書籍や雑誌の特集記事を読んで、いくつかの発想術を知り、発想術というものについて気になっていたところ、本屋でこの本を見つけて、面白い企画の本だと思って購入してみました。
 表紙に「要点だけ」と書いてあるとおり、だいたい2頁見開きに一件の発想術が図解で、わかりやすく解説されています。
 50の発想術は著者のサイトに掲載されています。
 各発想術ごとに専門書籍が掲載されているので、詳しく知りたい場合は、この本を読めばわかるようになっています。
 同じシリーズで、「ビジネス戦略」「マーケティング戦略」もあります。

 この本はアマゾンで購入しました。
 今までにチェックした本の関連書籍として薦められたもので、まんまとアマゾンのシステムに引っかかったことになりますが、消費者にとってもいいシステムだと思います。買うのは自由ですから。
 ただ、アマゾンの場合、タイトルとわずかな情報だけで購入することになるので、「買って損した」というレビューも多いように思います。

 著者はポール・スローン(Paul Sloane)という、国際的経営コンサルティング会社の創設者。
 英IBMのトップ・セールスマンとして活躍した後、コンサルタントに転じ、米国ボーダフォンやIBMなどのコンサルを担当したそうです。
 他の著書に本書にも掲載されている、水平思考論理ゲームの「ポール・スローンのウミガメのスープ」があります。
 ちなみに、この本もセットで購入してしまいました。(これもアマゾンのおすすめです)

 内容は大きく二つのパートに分かれていて、前半は「水平思考10のスキル」として、「前提を疑う」「見方を変える」「ルールを変える」などの思考方法が解説されます。
 過去に偉大な発明をした偉人や、ビジネスで成功した著名人の例を紹介しながら説明されます。(部分的に、この例がしつこいというか、ページ稼ぎのようにも思えてしまいましたが・・・)
 後半は「イノベーションのための組織づくり」として、組織の立場から、いかにして個人のアイデアを集めて、イノベーションに結び付けていくかについて解説されます。
 「水平思考10のスキル」はとても有益だとは思いますが、それほど、独自性や目新しさがあるものでもないと思います。
 むしろ、これを組織活動につなげているところが、この本のいいところ、独自性ではないかと思いました。
 

 著者はアートディレクター、クリエイティブディレクターの佐藤可士和 氏。
 最近、いろいろなメディアにも登場しているようなので、知っている方も多いと思います。
 実は、この本が出た数ヶ月前に一度、手にしてみたものの、購入を見送ったのですが、先日、再び書店で見かけて読んでみたくなり、購入しました。
 最初にこの本の購入を見送ったときは、部屋も、仕事も、頭の中もグチャグチャの現状をなんとかしようと、整理術関連の本を探していたときでした。
 佐藤可士和さんの書いた本、しかも、整理術ということで興味があったのですが、パラパラッとめくってみて、ちょっと今の自分が読みたい本とは違うと思ったのでした。

 この本では、「空間の整理術」「情報の整理術」「思考の整理術」という三つのレベルに分けて、整理術を説明されています。
 「空間の整理術」では、カバンの中身の整理から始まって、仕事場、資料の整理について、説明されています。
 カバンのスリム化を突き進めていった結果、佐藤さんは手ぶらになったそうです。
 こういう職業の人はいつも筆記用具を携帯してメモを取っていると思ったので、これは意外でした。
 「情報の整理術」「思考の整理術」では、実際のプロジェクト(広告制作)の進め方や、そこでの出来事などを通して、整理術が紹介されます。

 具体的な整理術について、参考となるところもあるのですが、この本の特徴は広告制作(というよりは著者)の仕事の実態や、どのようなことを考えながら進めているかということが書かれているところにあると思います。
 個人的には、この本の企画自体も、そちらをテーマにしたほうがよかったのでは、と思いました。

 普通のビジネスマンが「整理術」を期待すると、ちょっと的外れと感じるかもしれませんが、広告製作や著者の仕事の実態を知りたい人にとっては貴重な一冊といえると思います。


 

 ノートや手帳の使い方を模索しているところで、いくつか関連書籍を購入し、もう買わないつもりでしたが、他の本を探しているときに偶然見つけたこの本は、仕事術、時間術のような趣旨よりも趣味的な観点から書かれていたので、つい購入してしまいました。
 ロディアやモールスキンなどのこだわりのメモ帳、ノートやクオバディスというダイアリー、システム手帳まで幅広く紹介されています。
 また、紙質と筆記用具のインクとの相性についても書かれており、いわゆる自己啓発系の本にはとは違う内容になっています。
 個人的にはノートや手帳には、ある程度の趣味性があって、仕事においても楽しく気持ちよく使いたいと思っています。
 そんな考えの人には面白い本だと思います。
 第二弾として、筆記具篇も出ています。
 読みたいけど、また新たな出費の心配が・・・


 投資信託について調べているときに本屋で見つけた本です。
 著者はモーニングスター株式会社代表取締役COOの朝倉智也 氏。
 モーニングスターという会社は、投資信託の格付け評価会社のひとつです。
 今まで読んでいた本では、投資信託の選び方について書いてあるものの、実際にどうやって選べばいいのか、なんとなくよくわからないままでした。
 この本では、モーニングスターのWebサイトの検索システムを使って、実際に条件にあった投資信託を検索、比較、評価する手順が書かれています。
 また、各人のライフプランや目標利回りによるポートフォリオの組み方(分散投資)を記述しているのもいい点だと思います。
 評価会社によって、投資信託の評価は分かれるらしいので、これが絶対ということはないと思いますが、一つの具体的な選び方を提示してくれるという点において、有益だと思います。

 「一生お金に困らない人のシンプルな法則―究極のミリオネア入門」を読んで、「投資信託」について調べてみようと思い、関連する書籍を購入して読んでいましたが、あまりにも私に基本的な知識がないため、基本的な知識を身に着けなければと思っていました。
 そんなときに、本屋で見つけたのがこの本です。
 いかにもうさんくさそうなタイトルだったので、何が書いてあるんだろうと思って、パラパラとページをめくってみると、株式会社や投資について図を交えて、かなりわかりやすく書いてあり、この本を先に読むのがいいと思って購入しました。

 著者は中桐 啓貴 氏。
 山一證券からメリルリンチ日本証券にてコンサルタントに従事。
 その後、退社して留学、MBAを取得。
 帰国後、独立系ファイナンシャル・プランナー事務所、ガイヤ株式会社を設立。

 アマゾンのカスタマーレビューを見ると、かなり酷評されています。
 たしかに、タイトルを見てそれなりの内容を期待すれば、期待外れという結果になると思いますが、基本的な知識を得たいという人にはよい本だと思います。


 

 すでにバックナンバーとなっていますが、書店には手帳販売のためか、たくさん平積みされていました。
 今までに書店で見かけては見送っていたのですが、読んだことのない雑誌を読んでみるのもいいかなと思い、買ってみました。
 目的はやっぱり手帳の特集記事です。
 雑誌の特集記事ですが、けっこうボリュームがあります。(48ページ)
 話題の手帳や著名人などの手帳が写真入りで掲載されています。
 特に実際に記入された手帳の写真は、参考になると思います。
 また、手帳にはさんで使う、鉄道路線図、空港マップ、度量衡換算表、カロリー表などが掲載された特性ブックレットと、予定などに貼るシールが付属しています。
 手帳の記事もよかったのですが、一番気になってしまったのは、目次。
 手帳のスケジュール(カレンダー)の見開きをイメージしたデザインはさすが、と思ってしまいました。
 日経BP書店のページ。


 ここ最近、本屋には来年の手帳がたくさん並び、手帳関連の書籍もたくさん積まれています。
 私もPDAから手帳に替えようと思ったため、手帳関連の書籍で参考になるものはないかと探しているところです。

 この本は、B5サイズ、95ページの雑誌形状の本ですが、各界の著名人の手帳術を実際の手帳の写真とあわせて知ることができます。

掲載されている手帳の達人
 堀紘一(経営コンサルタント)
 米山公啓(作家、医学博士)
 猪瀬直樹(作家、東京都副知事)
 熊谷正寿(GMOインターネット株式会社社長)
 西村晃(経済評論家、キャスター)
 久恒啓一(宮城大学教授)
 石原正康(幻冬舎・編集最高責任者)
 佐々木かをり(株式会社イー・ウーマン 代表取締役社長)

 やはり、手帳は職種や仕事の内容によって変わってくると思います。
 いろんな人の手帳のいいところを参考にしつつも、自分なりの手帳の使い方を見つける必要があると思います。
 この本ではいろいろな職種の(第一線で活躍している)人の手帳を参考にすることができます。


 この本は数ヶ月前に本屋で平積みされているのを見つけて、読んでみました。
 著者はサイバーエージェント社長の藤田晋 氏。
 いわゆるITベンチャー起業、勝ち組といわれる企業、その創立者について、実際にどんなものなのかよく知らなかったため、興味がありました。
 学生時代の営業のバイトから始まり、会社を設立、ネットバブルに乗って上場、バブルの崩壊と、サイバーエージェント成功までの激動の時代が描かれています。
 文中には、ライブドアの堀江貴文氏、村上ファンドの村上世彰氏なども登場し、ITベンチャー企業の起業当時の様子も描かれていて、興味深く読めました。
 ITベンチャー勝ち組のみんなが藤田社長のようなやり方で成功したとも思えませんが、当時の業界の様子を知ることもできます。

 本屋で平積みされていたのを見つけて購入しました。
 最初は、「一生お金に困らない・・・」というタイトルに、こういう本にありがちなうさんくさいイメージを持ちました。
 また、著者が外国人だったので、日本とは環境が違うため参考にならないよう気もして、あまり興味はありませでしたが、パラパラッとめくってみたところ、気になる言葉を見つけてしまい、読んでみることにしました。
 著者はマイケル・ルーボフというビジネスコンサルタント、著述家、公演家です。
 彼はニューオーリンズ大学のビジネススクールで教鞭を取る傍ら、文筆業をはじめて、貯蓄と投資を続けることで経済的自由を達成して、47歳という若さでリタイヤしたそうです。

 本屋でページをめくってみて気になった言葉は、「時間はアクティブに、お金はパッシブに投資する」という、この本のテーマ(基本戦略/ルーボフの法則)です。
 この本には、成功方法(夢の実現方法)と、お金の増やし方(投資の方法)について書かれています。
 成功方法においては、夢を具体化して、計画を立てて行動すること、夢を紙に書いて、いつも見ること。時間の使い方、自分がブランドになること(ブランド化戦略)などが書かれています。
 いずれも、どこかで聞いた(読んだ)ような内容です。
 そして、お金の増やし方は、長期的な投資信託による運用。

 この手の本をよく読んでいる人にとっては、いろんなベストセラーに書かれていることだと思うでしょう。
 しかし、あまりこの手の本を読んでいない人には、とても有益(というかお得?)な本だと思います。
 私は、気になったところに、ポストイットを貼っていますが、この本にはかなりたくさん貼りました。
 また、好き嫌いもあると思いますが、翻訳書独特の言い回しも気持ちよく読める要因の一つでした。


 手帳選びや使い方に参考になる本がないか探していたところ、書店で平積みされていたのを見つけて購入しました。
 出版日は2004年3月なので、すでに多く人に読まれている本のようです。
 最近、手帳ブームなのか、単に年末が近いからなのかわかりませんが、手帳に関する本がけっこう目に付きます。

 著者は、GMOインターネット株式会社社長の熊谷正寿 氏。
 著者が「三十五歳までに自分の会社を設立し、上場させる」という自信の夢を実現した手帳の使用法について、書かれています。
 具体的な手帳の使い方だけではなく、自信の体験談もあわせて書かれているため、興味深く読むことができますし、説得力もあります。
 また、後半は手帳法からすこし外れて、仕事術や「私の経営&マネジメントの極意」について書かれています。
 単なる手帳法だけではなく、著者のサクセスストーリー、仕事術、哲学に触れることができる本です。

 「熊谷式」の手帳などはKumagai Style Shopから購入できます。

 本屋のビジネス・自己啓発のコーナーに必ずといっていいほど、平置きされているので、見た人も多いと思います。
 本屋でよく見るなぁと思いつつも、他の本を買っていたのですが、やっぱり気になって購入してみました。
 タイトルからすると難しそうに思いましたが、わりと簡単に読める本でした。
 また、なんとなく気持ちよく読めるので、速く読めるように思うのだと思います。
 私の読む本は、簡単に読めるものが多い(そういうものを選んでいる)のですが、元々、このようなビジネス・自己啓発の本はそういうものが多いようです。
 忙しいビジネスマンが簡単に読めるように、そして、たくさん買ってくれるように・・・ということでしょうか。
 でも、この本は自分にとってはとても参考になる内容でした。お薦めです。

 著者は、レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEOの本田直之 氏。

 ビジネスパーソン(こういった本はだいたいこういう呼び方をします。)は仕事ばかりしているが、スポーツ選手と同じようにトレーニングが必要で、トレーニングなしに仕事をしているのは、非効率とのこと。
 この本のタイトルである「レバレッジ・シンキング」の目指すところは、「労力」「時間」「知識」「人脈」にレバレッジ(てこの原理)をかけ、"Doing more with less"(少ない労力と時間で大きな成果を獲得する)を実現することといいます。
 そして、この「労力」「時間」「知識」「人脈」の4つのレバレッジを各章で説明する構成となっています。

 「レバレッジ」シリーズとして、他に「レバレッジ時間術」「レバレッジ・リーディング」「レバレッジ勉強法」がありますが、この4つのレバレッジからもわかるように、本書がベースであるといってもいいと思います。
 興味があったら、まず本書を読んで、興味のある各シリーズを読むのがいいと思います。


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