本・読書の最近のブログ記事
中世の騎士の世界やケルト文化については、興味があったものの、なかなか知識を得る機会がなかったのですが、ちょっとしたきっかけから、アーサー王についての本を読んでみることにしました。
5~6世紀ごろに存在したといわれる伝説の王、アーサー。
この本では著者がその伝説を追いかけて、イギリスの各地をめぐります。
アーサー王伝説の物語を紹介しながら進められ、キーワードも解説されているので、アーサー王物語などを読んでいなくても話についていけますし、物語を読む前の知識としてもためになると思います。
実在していたのかわからないアーサー王、実在していたとしても、その伝説を追いかけて現在の地をめぐるのはかなり無理があるとも思いますが、それがロマンでしょうか。
ただ、魔法使いなどが登場するアーサー王伝説の場合、歴史ロマンにしては、ちょっと夢の部分が大きいように思いました。
前述のとおり物語についても部分的に紹介されていますが、部分的な記述のためか、なにか滑稽な印象を持ってしまったりして、ちょっと困った面もあります。
やはり、物語も読んでみたいと思います。
2007/9/13発行。
著者は経済学者(エコノミスト)の吉本佳生 氏。
サブタイトルにあるように、生活に密着した様々な製品の価格の仕組みについて解説している本です。
発売当初、本屋にたくさん平積みされているのを見たときは、「スタバでは・・・」のほうにだけ目がいってしまい、価格のことを解説した本だろうとは思ったものの、いかにもヒットを狙ったようなタイトルに、内容の薄さを想像してしまい、見送っていました。
最近になって、近所の本屋で平積みされていたので、ちょっと中身を覗いてみると、面白そうな内容だったので、買って読んでみることにしました。
タイトルにもなっている、コーヒーの価格が量と比例しない例や、大型液晶テレビなどの高級家電製品の価格がだんだん下がってくることなど、なんとなくわかっているようなことが具体的に解説されています。
百円ショップの価格、ビジネスの仕組み、携帯電話の複雑な料金体系の仕組みについても書かれています。
百円ショップについては、私も利用していますが、食品については、大丈夫かなぁ・・・?と思って、購入することはありませんでした。
しかし、その仕組みを理解すれば、安心して利用できそうな気もします。
また、経済格差についても解説しており、興味深い内容なのですが、全体的な内容からすると異質な感じがするのと、そのためかちょっと物足りないものを感じてしまいました。
私のような経済に疎い者が、生活に密着した経済を考えること、価格の仕組みを考えて生活していくには、いいきっかけになると思います。
本屋の自己啓発のコーナーで見つけたのですが、タイトルと表紙の絵を見て、置く場所を間違えているんじゃないかと思いました。
しかし、確かに自己啓発の本です。
後で知ったのですが、すでにベストセラーとなっていて、今年、テレビドラマになるそうです。
ここのところ、自己啓発本にも飽きてきたこともあって、なんとなく面白そうなので読んでみることにしました。
実は、主人公のように自己啓発本をたくさん読んでも、なにひとつ変わることのできない人に向けた本でもありました。ちょっと耳が痛いような・・・
物語は、ガネーシャというインドのゾウの神様が、主人公に自分の教え子という世界の偉人たちの話を交えながら、成功するための課題を与えていくという流れで進んでいきます。
この流れで、どうやって成功するんだろうと思いながら読んでいくと、結局は無難な展開でまとめられて終わってしまいます。
といっても、つまらないということではないのですが、具体的な成功の過程が書かれているわけではありません。
ガネーシャの教えは自己啓発本によくあるような内容で、最初は、これを面白おかしく読ませてくれるという本なんだろうと思いました。
しかし後半、主人公はガネーシャからこのままじゃ変われないと言われ、成功するための最後の課題に入ります。
この点が他の自己啓発本とは違うところ、自己啓発本を読んでいるだけでは成功しないよというアドバイスなのでしょう。
帯に書いてあるほど、おかしくてたまらないというほどのものではありませんでしたが、ほのぼのとしたおかしさと、ちょっと切ないような結末は読んでみて悪い気はしませんでした。
ファシリテーターとは、グループ活動が円滑に行われるように、中立的な立場から支援を行うファシリテーションを行う人。
狭義には会議の進行役を指すことが多いようですが、これを通して、プロジェクト、ビジネスを成功に結びつける活動、役割にも使われます。
本書はファシリタティブ・リーダーとして活躍する一人の女性を描いた、小説仕立てのファシリテーション入門書のような、ちょっと変わった一冊です。
先日、社内教育でファシリテーターという言葉を初めて知り、たまたま本屋でこの本を見かけて読んでみることにしました。
私は会議の進行役はおろか、人前で話をすることすら苦手な方で、ファシリテーションについては、あまり進んで学習しようという気は無かったというよりも、できれば避けて通りたい気分でしたが、本書はそんな私でも読んでみたいと感じさせるものがありました。
ストーリーは、マーケティング部門のリーダーだった黒沢涼子が、畑違いの製品開発センター長に抜擢されるところから始まります。
そこから、社長の掲げる高い目標に対して、ファシリテーションを通して、年上の部下のいる製造開発センターだけでなく、社内全体をの意識を改革して、具体的な活動に結び付けていきます。
このストーリーの中で、ファシリテーションの具体的な手法の説明があります。
小説仕立てで読みやすいだけでなく、実際に使われるケースを通して学べるというメリットもあると思います。
ファシリテーションについて、実際のケースを通して学びたいという人はもちろん、私のようにあまり学習に気が進まないという人にもお薦めです。
作家、阿川弘之氏が自らの見聞や読書体験から、近代日本の要人の行動や発言、英国人の見識、日本海軍の伝統を通して、人間の叡智を綴った一冊です。
最近、自己啓発関連の本を中心に読んできたため、長く人生を歩んできた人の考え方も学びたいと思い、読んでみました。
阿川氏は、自分には「大人の見識」の持ち合わせは無いとした上で、自身の「懐古談」を通して、読者に自分たちの叡智を育てる参考にして欲しいと書いています。
最近、「品格」という言葉の入った本がベストセラーとなったり、これに続けとばかりに「品格」をつけたタイトルの本が目立ちます。
私は阿川氏の作品を読んだことが無く、作品も知らなかったこともあり、この本も現代社会のありさまを嘆いて、こうあるべきだと説くような内容かと思っていたため、ちょっと意外な内容でした。
阿川氏は、海軍に入った経歴があり、著名な作品に海軍提督三部作があり、阿川氏の作品をよく知る人にとっては、違和感の無い内容かもしれません。
最後は孔子の見識で締めくくられているものの、全体的に戦時中の話が多いため、抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、一つの見方として読めば、学ぶ点はあると思いますし、近代日本史の知識としてとらえることもできると思います。
中でも英国人のユーモアについては、日本人が学ぶべき点だと思います。
ただし、これはセンスの問題でもあるため、気をつけないと、予想とは裏腹の結果をもたらすことにもなりかねませんね。
本書では、主に独立企業家向けに、ビジネスの成功にはまず個人のブランド作り上げることが必要であるとして、このパーソナルブランドの築き方を解説しています。
著者はピーター・モントヤという全米No.1パーソナルブランディング・コンサルタント。
訳者は、「レバレッジ・シンキング」などの著者である本田直之 氏。
本田氏のレバレッジシリーズを読んで、本書が紹介されていたので、読んでみることにしました。
パーソナルブランドについて、その意味、必要性から、構築方法、その維持に至るまで解説されています。
ブランディングについては、会社の名称のつけ方、名刺やパンフレット、Webサイトの作り方(内容)について解説されています。
また、ケーススタディによる解説や重要事項もまとめられており、理解しやすい構成になっています。
驚くような方法というものがあるわけではありませんが、パーソナルブランドについて、ここまでまとめられているという点で、とても有益で貴重な一冊だと思いました。
しかし、残念なのは、翻訳がよくないところです。
日本語として、理解し難い直訳的な表現が目立ち、読んでいてストレスを感じる部分が多々あります。
翻訳の能力はもとより、出版社はなぜこのまま出版したのか、疑問を感じます。
今まで、自己啓発や資産運用の本ばかりを紹介してきましたが、この本はある自転車レーサーの自伝です。
著者であるランス・アームストロングは、世界最大の自転車レースといわれる「ツールドフランス」で前人未到の7連覇を達成したレーサーです。
しかし、本書は単なる自転車レーサーとしての記録ではなく、彼がツールドフランスで連覇を重ねる前に患ったガンとの闘いを記録した自伝です。
睾丸癌を患い、肺と脳にも転移していた状態でも、あきらめずに病院、医者を探し、化学療法と戦いレースに復帰するまでのことが書かれています。
また、癌との闘いの記述がすべてではなく、自転車レースを始めた子供の頃のこと、癌を克服した後、レースに復帰するまでのもう一つの戦い、さらにツールドフランスで優勝するまで、彼を支えてくれた人たちのことも含めて書かれています。
末期ともいえる癌からの復帰については、彼が並外れた体力をもっていたこともあると思いますが、この戦いの記録は多くの人に勇気を与えてくれると思います。
私は趣味である自転車関連の本ということで読みましたが、自転車レースに興味の無い人にもお薦めです。
私も、これまでロードレースには興味がありませんでしたが、この本を読んでからロードレースにも興味が湧いてきました。
ちなみに、マイヨ・ジョーヌとは、総合成績1位の選手が着ることのできる黄色のジャージです。
前作「投資信託選びでいちばん知りたいこと」に続く、モーニングスター株式会社代表取締役COOの朝倉智也 氏による本です。
発売日は2007/12/20。
もう、投資信託関連の本を買うのは止めようと思っていましたが、本屋で見つけて、前作がよかったこともあって、読んでみることにしました。
本書では、前作で解説された、国内株式・国内債券・海外株式・海外債券の4つに分散して投資する方法を「コア投信」として、これをサポートする「サポート投信」を中心に解説しています。
サポート投信とは、不動産(REIT)、コモディティ(商品指数)、新興国株式(エマージング)、ヘッジファンド(マーケットニュートラル)の4つのタイプの投資信託です。
投資信託の基本的なことを学んでから、実際に証券会社のサイトを覗いてみて、これらの商品が気になった人も多いと思います。
前作と同じように、これらの投資信託について、どういう商品がサポート投信としてふさわしいかを解説した上で、モーニングスターのサイトを使って、実際に検索しながら選ぶ方法を解説しています。
実際にサポート投信をやるかは別にしても、これらの商品を知る上でも読んでみてよかったと思います。
また、第4章の「経済がわかる投資家になる」では、景気拡大、インフレなど、経済の動きにあわせて、金利、為替、株式、債券がどういう動き方をするかを解説しています。
投資をしている人には当たり前のことかと思いますが、個人的には、経済に疎いため、この章はためになりました。
年明けから株価下落のニュースが続き、今日はテレビを見ていたら「米、0.75%の緊急利下げ」というニュース速報が流れてきました。
今までは経済に無関心な生活を送ってきてしまったので、他人事のように見ていましたが、今さらながら、投資信託でも始めようかと思った矢先にこんなことがあると、他人事ではいられません。
目をつけていた商品もこんなに下がり続けて、今後どうなってしまうのか、いつが買いなのか・・・?
この本は、昨年末に読んだ本ですが、なんとなく読み返してみたくなりました。
初版は2007年10月25日発行です。
著者はディーラーとして活躍後、外貨為替に関するコンサルティングを行っている松田哲 氏。
書店で見かけて、衝撃的?なタイトルに惹かれて買ったような感じです。
読み終えた印象は、体系的に書かれたものではなく、著者が思うところをつらつらと書き綴ったような印象でした。
また、気になる対策は最後の方に押し込められた感じで、個人的には素人がやるにはちょっと難しすぎるような内容に思いました。
しかし、専門家の相場の見方や市場の動きの法則などを知ることができるのは、貴重だと思います。
GTD(getting things done)を提唱したデビッド・アレン氏による著書です。
GTDを簡単に説明すると、やるべきことをすべて整理して、この整理されたリストに従って仕事を進めていくという方法です。
やるべきことを覚えておくために頭を使うのではなく、頭の中をすっきりさせた状態で、仕事をすることに専念するということです。
手順としては、まず、頭の中にあるやりかけの仕事をすべて紙などに書き出します。
それら一つ一つについて、すぐやるかそうでないかを決めます。
そして、行動を起こすべきものについては、次にとるべき具体的な行動を決めます。
これをリストにして、定期的に見直します。
具体的には、ITmediaに参考となるページがあるので、そちらを参考にしてください。
もともとGTDを紹介した本は、「仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法」原題「Getting Thihgs DONE」です。
今回この本を先に読んだのは、前著は翻訳に難があるというレビューが多かったことと、GTDについての基本的なことは関連するWebサイトや雑誌から学んで、新しい方を読んでみようと思ったからです。
巻頭の謝辞にありますが、本書の内容はウェブサイトやメール・ニュース・レターにおいて出版されたものとのことです。
このため、本書はGTDについて体系的にまとめられた本というよりは、エッセイのような感じです。
やはり、前著を読んでから、おさらいの意味もこめて本書を読むのがいいのではないかと思いました。
ただ、本書の最終章にGTDの基本が解説されているので、この本から始めるのもありかなとも思います。
こういった手法については、長々と解説された本を読むよりは基本を学んで、実践してみることが大切だとも思うのです。
しかし、原書を読む英語力があったらいいなぁ・・・と思ってしまいます。
