2008年1月アーカイブ

 今まで、自己啓発や資産運用の本ばかりを紹介してきましたが、この本はある自転車レーサーの自伝です。
 著者であるランス・アームストロングは、世界最大の自転車レースといわれる「ツールドフランス」で前人未到の7連覇を達成したレーサーです。
 しかし、本書は単なる自転車レーサーとしての記録ではなく、彼がツールドフランスで連覇を重ねる前に患ったガンとの闘いを記録した自伝です。
 睾丸癌を患い、肺と脳にも転移していた状態でも、あきらめずに病院、医者を探し、化学療法と戦いレースに復帰するまでのことが書かれています。
 また、癌との闘いの記述がすべてではなく、自転車レースを始めた子供の頃のこと、癌を克服した後、レースに復帰するまでのもう一つの戦い、さらにツールドフランスで優勝するまで、彼を支えてくれた人たちのことも含めて書かれています。
 末期ともいえる癌からの復帰については、彼が並外れた体力をもっていたこともあると思いますが、この戦いの記録は多くの人に勇気を与えてくれると思います。
 私は趣味である自転車関連の本ということで読みましたが、自転車レースに興味の無い人にもお薦めです。
 私も、これまでロードレースには興味がありませんでしたが、この本を読んでからロードレースにも興味が湧いてきました。
 ちなみに、マイヨ・ジョーヌとは、総合成績1位の選手が着ることのできる黄色のジャージです。

 前作「投資信託選びでいちばん知りたいこと」に続く、モーニングスター株式会社代表取締役COOの朝倉智也 氏による本です。
 発売日は2007/12/20。
 もう、投資信託関連の本を買うのは止めようと思っていましたが、本屋で見つけて、前作がよかったこともあって、読んでみることにしました。
 本書では、前作で解説された、国内株式・国内債券・海外株式・海外債券の4つに分散して投資する方法を「コア投信」として、これをサポートする「サポート投信」を中心に解説しています。
 サポート投信とは、不動産(REIT)、コモディティ(商品指数)、新興国株式(エマージング)、ヘッジファンド(マーケットニュートラル)の4つのタイプの投資信託です。
 投資信託の基本的なことを学んでから、実際に証券会社のサイトを覗いてみて、これらの商品が気になった人も多いと思います。
 前作と同じように、これらの投資信託について、どういう商品がサポート投信としてふさわしいかを解説した上で、モーニングスターのサイトを使って、実際に検索しながら選ぶ方法を解説しています。
 実際にサポート投信をやるかは別にしても、これらの商品を知る上でも読んでみてよかったと思います。
 また、第4章の「経済がわかる投資家になる」では、景気拡大、インフレなど、経済の動きにあわせて、金利、為替、株式、債券がどういう動き方をするかを解説しています。
 投資をしている人には当たり前のことかと思いますが、個人的には、経済に疎いため、この章はためになりました。

 

 年明けから株価下落のニュースが続き、今日はテレビを見ていたら「米、0.75%の緊急利下げ」というニュース速報が流れてきました。
 今までは経済に無関心な生活を送ってきてしまったので、他人事のように見ていましたが、今さらながら、投資信託でも始めようかと思った矢先にこんなことがあると、他人事ではいられません。
 目をつけていた商品もこんなに下がり続けて、今後どうなってしまうのか、いつが買いなのか・・・?

 この本は、昨年末に読んだ本ですが、なんとなく読み返してみたくなりました。
 初版は2007年10月25日発行です。
 著者はディーラーとして活躍後、外貨為替に関するコンサルティングを行っている松田哲 氏。

 書店で見かけて、衝撃的?なタイトルに惹かれて買ったような感じです。
 読み終えた印象は、体系的に書かれたものではなく、著者が思うところをつらつらと書き綴ったような印象でした。
 また、気になる対策は最後の方に押し込められた感じで、個人的には素人がやるにはちょっと難しすぎるような内容に思いました。
 しかし、専門家の相場の見方や市場の動きの法則などを知ることができるのは、貴重だと思います。

 GTD(getting things done)を提唱したデビッド・アレン氏による著書です。

 GTDを簡単に説明すると、やるべきことをすべて整理して、この整理されたリストに従って仕事を進めていくという方法です。
 やるべきことを覚えておくために頭を使うのではなく、頭の中をすっきりさせた状態で、仕事をすることに専念するということです。
 手順としては、まず、頭の中にあるやりかけの仕事をすべて紙などに書き出します。
 それら一つ一つについて、すぐやるかそうでないかを決めます。
 そして、行動を起こすべきものについては、次にとるべき具体的な行動を決めます。
 これをリストにして、定期的に見直します。
 具体的には、ITmediaに参考となるページがあるので、そちらを参考にしてください。

 もともとGTDを紹介した本は、「仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法」原題「Getting Thihgs DONE」です。
 今回この本を先に読んだのは、前著は翻訳に難があるというレビューが多かったことと、GTDについての基本的なことは関連するWebサイトや雑誌から学んで、新しい方を読んでみようと思ったからです。
 巻頭の謝辞にありますが、本書の内容はウェブサイトやメール・ニュース・レターにおいて出版されたものとのことです。
 このため、本書はGTDについて体系的にまとめられた本というよりは、エッセイのような感じです。
 やはり、前著を読んでから、おさらいの意味もこめて本書を読むのがいいのではないかと思いました。
 ただ、本書の最終章にGTDの基本が解説されているので、この本から始めるのもありかなとも思います。
 こういった手法については、長々と解説された本を読むよりは基本を学んで、実践してみることが大切だとも思うのです。
 しかし、原書を読む英語力があったらいいなぁ・・・と思ってしまいます。

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