7日目 阿蘇〜熊本(阿蘇で遊ぶ)(2)
阿蘇山頂
前日立ち入り禁止で入れなかった山頂を歩く。
火口。湯だまりが見える。
火口のすぐ横の景色。
上の写真の上(奥)のほうの岩肌が下の写真だ。
以前に来たときから、この岩肌とダイナミックな景色に魅せられてしまった。
ほとんどの人が火口を見て帰ってしまうが、この岩肌に吸い寄せられるように砂千里を歩く。
砂千里
だれもいない。いるときでも、ポツンと一人か二人いるだけだった。
以前に来たときは、かなり奥まで入ってしまい、山を上っていくと観光客がこちらを見ていた。火口の展望所の裏側まできてしまったようだった。びっくりして身を伏せた思い出がある。
今回はあまり奥まで行かないようにと思ったが、ここまで来てしまった。
まるで鬼のような、すさまじい形相だ。
道のようになっていたが、当然人が通るための道ではなく、噴火のときに、溶岩が通った跡なのだろう。
避難せよ!
このあたり、山頂からかなり離れているのだが、遠くでなにか放送しているのが聞こえた。よく聞いてみると、「・・・ガスが発生・・・危険な状態・・・下山してください・・・」と言っているではないか。
山頂には非難壕がいくつかあるのだが、このあたりには無い。何が起こっているのか?
山頂の駐車場に向かって走る。完璧な防寒着のせいで汗だくだ。息も荒くなるが、これでは余計にガスを吸ってしまうではないか。
人が見えてきた。「単車の人。早く非難してくださーい。」とメガホンで言っている。
やっとのことでオートバイにたどり着くと、風が出て、ガスが流れてきたので、避難命令が出たのだという。30分もしたら、解除になるんじゃないかとのこと。
まじめに急いで損したような気分だった。
汗だくで草千里に降りて、しばらくシャツ一枚で涼む。
この日は、熊本市内に泊まる。熊本ラーメンを食べる。いくつかの有名な店があったが、ホテルの近くの桂花本店を選んだ。
豚骨スープになにか茶色い油が浮いていた。麺は久留米の豚骨ラーメンより、やや太くコシがある感じだった。
もっと質素な店かと思っていたので、これは違う店かと思って探しまわってしまった。
豚骨ラーメンはこってりといっても、やたら背油が浮いたようなギトギトではないので、好きだ。