THE CHIEFTAINS


 デビューから30年以上もたっていて、アカデミー賞、グラミー賞も受賞している、超ベテランのアイリッシュ・トラッドバンドです。CDのジャケットをみていると「おじいさん」と表現してしまいそうな雰囲気です。

 老人ホームの音楽と思いきや(失礼!)、ダンサブルなナンバーもたくさんあるのです。(altanがややワンパターン的な感じがあるのに比べてとても曲の幅広い感じがします。)
 楽器の構成は、フィドル、フルート、バグパイプ?、ハープ等です。
 メンバーは全員男性でボーカルも当然男性なのですが、これもなかなかよいものです。最近の作品では、ゲストメンバーを迎えることが多いようで、女性ボーカルの曲もあります。コンサートでも女性のボーカリストをゲストに迎えていることが多いようです。


 今のところ、以下のCDを所有しています。


1.The Chieftains4


2.The Chieftains5


3.The Chieftains10(COTTON−EYED JOE)

 COTTON−EYED JOEはボーカル無し。


4.AN IRISH EVENING(Live at the Grand Opera House,Belfast)

 ゲスト・ボーカルにThe Whoのボーカリスト、ロジャー・ダルトリーがラインナップされていたので買ってみました。
 ロジャー・ダルトリーは”Behind Blue Eyes”も歌っています。
 他のゲストボーカルはNanciGriffithという女性です。この人ってどういう人ですか?アメリカのカントリーっぽい唄い方をする人です。
 ライブ盤だけに、最後の曲の盛り上がりは最高です。
 JeanButlerというダンサーの踊りもあるようですが、CDなので・・・
 私が持っている中で最高の1枚かも? コンサートに行きたいなァと思ってしまいます。


5.Another Country

 アメリカン・カントリーに挑戦?
 ボーカル入りのCOTTON−EYED JOEが入っています。


6.FILM CUTS


7.The Long Black Veil

 ゲスト・ミュージシャンがすごい!!
   スティング
   ミック・ジャガー
   ヴァン・モリソン
   シンニード・オコナー
   ライクーダー
   マーク・ノップラー
   マリアンヌ・フェイスフル
   ローリング・ストーンズ


8.santiageo(サンティアーゴ)

 ケルト文化を引き継ぐ、スペインのガリシア地方の音楽を取り上げた作品。
 ゲスト・ミュージシャンは、ガルシアのバグパイプ奏者のカルロス・ヌネス、ロスロボス、リンダ・ロンシュタット、ライクーダー。
 バグパイプがとても印象的です。
 最後に小さなパブでの演奏を録音した曲が入っています。こういうノリってかっこいいなァ。


9.FIRE IN THE KITCHEN

 カナダのミュージシャンとの共演


10.tears of stone

 世界の女性ヴォーカリストとの共演
 日本からは矢野 顕子が参加



 初期のころは、純粋なケルト音楽という感じですが、最近は世界中のいろいろな音楽に挑戦というか、融合をはかっているようです。

 The Long Black Veilは、オリジナルとはちょっと違う感じがするので、初めて聞く人にはあまり薦めたくない気がします。

 CDにはメンバーによる、曲の解説が入っているので、国内版のほうがいいかも?


☆1999年日本公演☆

 5月29日、31日の日本公演に行ってきました。
 チーフタンズのメンバーは、見た目はさすがにおじいさんといった感じもありましたが、演奏は力強く、特にパディ・モローニは演奏中、足でリズムをとっているのですが、足は床を離れ、まるで踊っているかのようでした。ほんとに元気なんです。
 アイリッシュダンサーも出演していて、アイリッシュダンス(タップ)を見せてくれます。
 ゲストミュージシャンのアイリーン・アイバースのフィドルは凄まじく、電気処理してエレキギターのような音を出したり、速弾きでは、弦から煙が出るほどです。(たぶん、弦の削れた粉だと思います。)
 とにかく楽しいコンサートです。6500円は安すぎると思ってしまいました
 CDを聴いているだけで十分と思っている人、ぜひ次回は行ってみてください。



My Favorite Music

HOME