XR Baja メンテナンス

 あまりたいしたことはしてませんが、最近、スポーツスターをお店に任せっきりにしているせいか、カスタムやメンテナンス等、Bajaは自分でいじるようになりました。
 もともと、できるだけ自分でやりたい方なのですが、作業できる時間も限られているため、ほとんど、乗りっぱなしの状態だったのです。

1.タイヤ交換
2.ホイールベアリング交換(走行中のホイールのガタ)
3.バルブクリアランス(タペット)調整(失敗談有り)
4.フォークオイル交換


1.タイヤ交換

 DUNLOPのD603を装着しました。
 いざというとき(パンクしたとき)のため、タイヤ交換は自分ですることに。
 ツーリングに持っていく工具でできることが原則のため、片方がメガネレンチになっているタイヤレバー2本(24,19)と普通のスプーンタイプのタイヤレバー(一本)を使いました。
 メガネレンチ付きのタイヤレバーは形状がイマイチ。やっぱり本物が使いやすいので、一本は本物で。
 フロントホイールは車載工具(17)で外します。締めつけるときも、同じく車載工具で。リアホイールは、タイヤレバーのレンチで外します。
 D603はオフ指向のタイヤですが、コンパウンドが柔らかめです。
 高速を走ったら、表面が溶けたようになっていました。
 硬めの方がよかったかな・・・

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2.ホイールベアリング交換(走行中のホイールのガタ)

 ある日、走っていて、フロントブレーキをかけるとホイールからカタカタと振動がハンドルに伝わってきました。
 ブレーキパッドを交換した後だったので、こういうものかなと思ったりしたのですが、日に日に振動は増していき、ちょっとヤバいかなと思うように。
 ちょうどこのころ、雑誌でホイールベアリングの交換の記事を載せていたので、自分でやってみることにしました。
 雑誌では、マイナスドライバーでたたいてベアリングを外していましたが、不安だったので、専用工具を買いました。
 一万円でわずかなお釣りがくる程度でした。

 専用工具は、やぐらを立てるタイプなのですが、リアホイールはちょっと苦労しました。
 スライドハンマー式だと簡単だったのかもしれませんが、衝撃が気になったので、こちらのタイプにしました。

 ベアリングをつけるときは、専用のインストーラという工具もありますが、ソケットレンチでもできるとのことで、ソケットレンチでやってみました。
 ベアリングの外形と同じソケットレンチというと、オートバイの整備ではまず使わない大きなもの。結局、今回のために購入しました。
 Bajaに使ったのは、24,29,32の3種類です。
 ソケットレンチをハンマーで叩くと、けっこう大きな音がするので、屋外とはいえ、気になってしまいました。


外したベアリングです


ベアリングの打ち込みに使ったソケットレンチです

 で、結果は・・・
 ベアリングのガタは外してしまった後だと、手で回してみてもぜんぜんわからないのですが、走ってみたときのガタはなくなりました。
 原因がベアリングだったのかよくわかりませんが、とりあえず、経験にもなったしよかったかな・・・と。

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3.バルブクリアランス(タペット)調整(失敗談有り)

 エンジンの上部から、カチカチと音がするようになり、タペット調整をすることにしました。
 程度のよくないXRは、バルブクリアランスを調整してもカチカチ音がすると以前、雑誌で読んだことがあるので、調整して音が無くなるのか、ちょっと不安でした。
 専用工具として、大きく段差のついたメガネレンチとアジャストスクリューを回すレンチがありますが、マイナスドライバーと通常の段差のついたメガネレンチで作業可能です。
 サービスマニュアルを見ると、タンクをつけたまま作業していますが、作業しやすいように、タンクは外しました。
 サービスマニュアルにあるように、クランクシャフトを回して、圧縮上死点に合わせますが、このとき、最初に時計回りに回してしまいました。
 時計回りに回すと、デコンプカムが作動して、正確なバルブクリアランスが得られないとのこと。
 この後、反時計回りに回して、合わせたのですが、このときすでに失敗していたのです。
 クリアランスを見ると、全く無く、不思議に思い作業を中止しようかとも思ったのですが、とりあえず、規定値に調整しました。(ここで圧縮上死点を合わせ直せばよかったのですが・・・)
 作業を終えてエンジンをかけると、カチカチカチとけたたましい音が・・・
 やっぱり圧縮上死点に合っていなかったのかと思い、再度、圧縮上死点を探してクリアランスを確認すると、ガタガタになっていました。
 結局、作業前のクリアランスを確認することができなかったのですが、調整後はカチカチ音はなくなりました。

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4.フロントフォークオイル交換

 WAKOSの10を入れました。最初、20とブレンドして意味もなく少し硬くしようかな、などと思っていたのですが、メーカー指定は「ホンダウルトラクッションオイル5号」、ひょっとして、10だけでも硬くなるのかと不安になり、結局10だけにしました。
 古いオイルを排出する際、最初に出てきたのはきれいなものでしたが、やはり、後の方に金属粉の混じった黒っぽいオイルが出てきました。
 フォークを取り付けて、跨いでみると、気持ちフロントが立っているような感じに・・・
 ちょっと動きがまったりした感じで、フワフワ感が抑えられたようです。

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